【雑文】この世界の片隅に 感想
「この世界の片隅に」を観てきた。
クラウドファンディングによる資金調達も得て作り上げた、こうの史代さんの漫画を原作としたアニメーション。監督は片淵須直氏。初めて見る監督作品となった。
場所は音に拘りを持つことで名を知られており、今作も極音上映する立川のシネマシティで。
http://cinemacity.co.jp/wp/ccnews/konosekai/
豊作だった感のある昨今の長編アニメ映画にまた一つ傑作の作品が加わった。
内容と雑感
ざっくりどんな作品かと言えば、呉の北條家に嫁いだすずさんの日常を描いた日常系アニメである。
とにかく戦時下であってもすずさんの日常を中心に描くという意思を徹底していると個人的には感じた。
物語は、絵を描くのが好きでぼーっとしがちな広島に住んでいるすずの子供時代から始まる。
やがて嫁に行くことになり、行った先は軍港都市の呉。
そこでの旦那の周作さんやその両親、家に戻ってきた義姉やその娘の晴美との日常が始まる。笑えるシーンもあり、ひたすらすずさんの生活が描かれていく。
やがて戦局は悪化し、呉にも空襲が来るように。
この頃から主人公や周りにも影響が及び、不発弾の爆発で晴美ちゃんは死んでしまい、すずは右腕を失ってしまう・・・雰囲気も変わり、すずの苦しみが描かれるように。
最後は終戦、戦後の街へと時は流れ、周作さんと戦災孤児を引き取って家に戻り、日常は続いていく。
とにかく、みんなの起きる出来事に対する反応がリアルに描かれていたなという印象を受けた。
例えば
・軍艦を描いてたら憲兵に取り締まられ、シュンとしているすずと、ぼーっとしてるすずが取り締まり受けるなんてと爆笑する家族
(庶民が憲兵に怒るとかそんなご都合主義な展開ではないのだ)
・空襲警報に対して、また来たよって反応(何度も来てればそういう反応になりがちですよね)
・夜でも警報の度に避難するため寝不足であくびする姿(恐怖感もそうだけど、寝不足が一番堪えそう)
・玉音放送の後、終わった終わったって反応、また一方では晴美の名前を叫んで号泣した義姉やすずの叫び。
色々な場面に対する反応が、人間そうなるよねってなるようなことばかり。戦時下の人たちはこんな感じで過ごしていたんだなって思うようなまるで過去をそのまま切り取って来たかのような自然な日常生活がそこにはあった。
また、様々な音にもこだわっていたように思う。裁縫の音、料理の音、鉛筆で描く音。日常生活における音がちゃんと表現されていた。
そしてこの時代の大きな出来事である戦争は真ん中に据えない。あくまで日常生活に迫っている外からの出来事という形の描かれ方だった。極めつけは、原爆投下の瞬間。光と振動で分かるだけという呉にある家からの視点だった。
(6日はお祭りってセリフからフラグ発動させたと思ったら、そうではなかった。)
ただし呉への爆撃はかなりしっかりと描かれている。砲弾の音、焼夷弾や照明弾の投下などは凄まじく、見ているこちらは気持ちが沈むこととなった。
所々でタッチの全然違う絵の数々も印象に残った。腕を失った後の歪んだ絵の数々は心境がよく伝わってきた。
感想
派手な設定では無く、暗い展開もあるけれど、笑えたり、おおっとなったり、ほんわかしたり、色んな感情が溢れるいい映画だった。
すずさんはありゃー顔が印象的。腕を失った後しばらく無くなったけど、また時が経つと復活しててなんか安心した。
なお、のんちゃん?能年ちゃん?の声はそこまで違和感無く、すっと入ってこれた。
後は、行ったシネマシティがこの映画を極音でやった理由がよく分かった。これは音に拘るべき映画である。
年の最後にまた良いアニメ映画を見ることが出来て良かった。 すずさんに幸あれ。
【雑文】君の名は。感想
先日、やっと観に行くことが出来た君の名は。
映画館はかなりの混雑ぶりで、本当に人気が沸騰しているというのを実感した。
自分が新海誠作品で初めて観たのは秒速5センチメートル。なんだこの絵は!とリアルな絵に驚嘆した時のことは未だに記憶している。
ただし新海作品はストーリーがあんまり・・・という印象で(秒速〜は良かったとは思っている)、さあどうなるかという気持ちで観ることに。
前半は割と唐突に入れ替わってるシーンが。三葉と瀧が入れ替わってあれやこれやのコミカルな展開。
物語の雰囲気が一気に変わるのが、瀧が糸守町を訪ねる場面。
あの彗星の落下で皆死に、何も無くなった町の風景で、一気にシリアスな展開に替わった。道理で携帯が通じない訳だ。
そこから先は、口噛み酒を飲んでもう一度入れ替わって、彗星から町を守るため変電所爆破とかの無茶やりながら奮闘するハラハラドキドキな展開。
行動の結末は多くは語られず、最後はそれから数年後のパート。記憶も殆ど無くなった瀧の大学〜社会人のシーンが描かれ、最後に・・・という流れ。
まず、2人の出会いやすれ違いというのは、新海監督が今までずっとやって来た鉄板の展開。終盤は秒速5センチメートルを思い起こす展開と、新海監督らしさを感じる場面が多数あった。
でも今回は、脚本会議をやったりと新海監督独力では無い製作体制もあってか、大衆に向けた作風に見事に仕上げられていたように感じた。
本来の作風から大衆に媚びたって言われるかもしれないけど、自分はブラッシュアップと捉えている。
何せ新海作品はストーリーが・・・と自分はずっと思っていたから、新海監督の作風を漂わせつつも上手くみんなで観れる作品になっていたのが何より素晴らしい。
これで新海監督は細田守とかと同じく、日本のアニメ界のトップランナーになるんじゃないか(メディア的な言い方だと、ポスト宮崎駿だろうか)とも感じた。
そういえば、後で考察を観て気付いたけど、瀧の学校の古典の先生、言の葉の庭の先生だったのね。
J2第33節 東京ヴェルディ-ジェフ千葉
1ヶ月以上ぶりの味スタでのホーム戦。個人的には山雅戦以来の味スタ。迎え撃つはジェフ千葉。
お互いズッ友だよ!とばかりに通算対戦回数が積み重なっていく関係でございます。
スタグル
イベントも色々やってたのでブログも長くなりがち。まずはスタグルから。
今日はジェフの名物スタグル喜作も出店。当然頂きます。去年の駒沢開催以来の喜作のソーセージを堪能。
タッパー持参しなかったのは汚れたまま持ち帰るのが面倒くさかったから←
もう一つは稲城のお店が販売してるというシャーベット(巨峰味)。日が射してきて暑かったもんで飛び付いてしまった。限定30個とか言ってたけどもっと揃えても良かったかもね。
あとは木村屋総本店のパンも。ここで買ってしばらく朝食にするというヴェルディサポあるある。
イベント
漫画を読むヴェルディ君。さてその漫画とは?
これはヴェルディサポお馴染みの高田桂先生が現在連載中の漫画「サポルト!木更津女子サポ観戦記」。女子高生が地元チームにのめり込んでいく様を描くサポーターが主人公の漫画。
単行本の帯コメントはJリーグの村井チェアマン、宣伝CMはアビスパにお熱のリアル女子サポ田村ゆかりによるナレーションと宣伝もサッカー成分満載。
これ読んでから試合観ると熱が上昇すること間違いなし。
ヴェルディサポの高田先生作品ということもあり、今回はコラボグッズ発売や高田先生のサイン会のイベントも行われた。
買った単行本にサインも頂きました。
そして忘れてはならないのは久しぶりに参上したあんぽむ先生。
お久しぶりですなんて話をしたけれど、本当にお久しぶりでございました。
試合
試合の序盤はヴェルディペース。相手のパスを奪っての攻撃発動が目立った。そんな中得たCK、J100試合出場を達成した高木善朗が蹴ったボールをアランがボレーで合わせて先制!
これは一瞬何が起きたか見えづらく、リプレイ映像でボレー炸裂を知った。これは技有りなゴールである。
だがその後ジェフも攻勢を強めて段々一進一退の試合に。
一番冷やっとしたのは鈴木が相手と接触して、おそらく頭に当たってうずくまるシーン。起き上がってくれて一安心したけど、結局後半開始時に柴崎と交代。頭は脳震盪の可能性もあるから大事を取らないといけないしね。
そして後半も一進一退。ジェフも交代で攻勢を強めて行くのでヒヤヒヤするシーンも目立つように。比嘉さんに替えて阿部とか、エウトンに替えてオナイウとかジェフは選手層が厚い。
こちらも杉本や田村の投入で逃げ切ろうとするも、後半42分に失点。
敵陣スローイングから繫がれ、町田から右サイドのオナイウへパス、ドリブル突破から折り返されて詰めていた吉田が得点。
オープンな展開となっていただけに完全にやられた。
その後は勢いを増すジェフがシュートの嵐を浴びせるという心臓が悪い展開。
幸いどれも外れたり防いだりして、6分というATも過ぎてそのまま試合終了。ドローで勝ち点を分け合う結果となった。
これでヴェルディのホームでのジェフ戦は3年連続ドロー。
後半外国人任せではなくのらりくらりとかわせれば良かったのにとか、勝ち点2失う形になったので勿体無いと思う反面、ジェフもかなり攻勢を強めて一進一退の攻防になってたから妥当な結果なのかなという気はした。
最後はあんぽむ先生と選手達とハイタッチして味スタを後に。
色々イベントがあったり、試合内容も悪い訳では無かったからまあ来て良かったかな。
で、次は町田との東京クラシック。前回みたいな惨事は見たくないぜよ。
なでしこリーグ第13節 伊賀くノ一-日テレベレーザ
3連休だし、昨日勝って気分もいいしということで2日連続のサッカー観戦。
滅多にベレーザの試合を見ない自分が珍しく行った試合である。
今回は伊賀フットボールくノ一との対戦。ただし場所は岐阜の長良川メドウ。ヴェルディが最終戦を迎える長良川競技場からは道路を挟んで北にあるという立地。
今回はFC岐阜が協力してるのか、トラックが止まってたり、岐阜のスタグルに出店してる店が出てたりしていた。
出店していたのはビーフカレーと飛騨牛の串焼き。どちらも堪能。飛騨牛の串焼きは以前にも食べたけど、やはり美味しかった。
尚、なでしこリーグは撮禁だったような気がしたので、写真は全然撮っていない。(試合中も注意されてた方がいたのでやはり駄目だった模様)
試合はどちらも守備が硬い展開。ベレーザはもっと攻められるという勝手なイメージで来たけど、なかなか相手も粘り強くてシュートも多くは打てなかった。逆にチャンスもいくつか作られたりも。
それでも後半、有吉のクロスを前線に詰めていた阪口が合わせて先制。結局この1点を守り切ってベレーザが勝った。
伊賀はなかなか手堅いチームだった。攻撃もしっかり繋いだり走ったりで形を作っていたのでヒヤッとすることが何度もあった。野田朱美という元ベレーザ監督がいたのも手堅かった要因だろうか。
なでしこリーグ観戦で感じたこと
普段なでしこリーグには全然行かない身なので、Jリーグではなかなか味わえない雰囲気が新鮮だった。
会場は時折子供の頑張れくノ一!って声援が聞こえたり、伊賀のマスコットが突然ベレーザ側まで来たりというゆったりした牧歌的な感じ。
応援もひたすら選手を後押しするもので、審判や相手に毒突くことも無い。最後には相手へのエールもある。
なのでサッカー観戦は敷居が高いという人にはまずおすすめ出来る場では無いかと思う。
J2第32節 東京ヴェルディ-カマタマーレ讃岐
悪夢の山雅戦以来4ヶ月ぶりの現地観戦。舞台は西が丘。
西が丘はプロ興行の場としては微妙だけど、声まで聞こえるほどに選手を間近で見れる環境は素晴らしい。サッカーを見たい人にはこの上ない環境である。
前座のブエナビスタチームと支部選抜の試合は途中からしか見れてないけど、スペイン短期留学を勝ち取った18番の子は確かになかなかいいプレーだったなという印象だった。
ちなみに途中から入場したからホリエモンのゴールは見れていない。とりあえず最後のゴール裏のフラッグには噴いた。
そして試合は、前線の馬力で打ち勝った試合だった。
前半は押せ押せムードだったのに綺麗にカウンター食らって失点も、リスタート直後の大木のロングフィードに抜け出したドウグラスのループシュートですぐ同点。
失点した瞬間は意気消沈したけど一発で取り返したので一気にテンションが上がった。
そして後半は、途中で入った潮音のパスを二川がスルーしてフリーの善朗が受けて見事なシュート。この瞬間はボルテージが上がった。
得点後にはお子様が生まれた柴崎に向けてゆりかごダンスも披露。後ろからの画ですw
しかしその後、セットプレーで同点に。嫌な予感はしたけれど。
その後も攻めるヴェルディは84分に潮音のパスに反転で抜け出した善朗が倒されPK獲得。直前にドウグラスが倒されたシーンでPK取られなかったから今度こそキターという雰囲気だった。キッカーのドウグラスは見事決めて再び勝ち越し。
最後は田村が奪われたボールを止めに行った中後の退場があったものの、(あれはプロフェッショナルファウルだし仕方ないかな)なんとか守り切って勝利。
個人的には開幕戦以来の勝ちゲームで、更に盛り上がる西が丘で見れたので最高の気分である。
写真はバースデーソングに反応する北脇。
今日は特に高木善朗にキレがあったように思う。中盤からのドリブルに相手を出し抜くターンに、最後は射抜くようなシュートと善朗の持ち味が十二分に発揮されていた。
ドウグラスもゴール2発にポストプレーにと大車輪の活躍。いよいよ助っ人の本領発揮といったプレーであった。
あと触れたいのは大木。正直これまでのプレーには不満の方が多かったけど、今日は1点目のロングフィードや手数をかけずに上げるクロスなど、彼がスタメンに選ばれている理由が分かる素晴らしいプレー振りだった。
一方で守備の怖さは相変わらずで、特に中盤の守備どうにかならんかなあと何度も思った。井林と平の守備はだいたい競り勝つし安心して見る事ができたけど、中盤で狩れないのは即カウンター発動になるし良くないなと感じる。
さて次は天皇杯。どんなメンバーで臨むのか。高知は残念ながら行けないので、テキスト速報を連打することになりそうだ。
はじめてのコミケ参戦記
お盆休みの時期、どこも人が溢れる時期、こんなところへ行ってしまった。
来てしまったぜ・・・ pic.twitter.com/w2MnzIl1JX
— shv12 (@shv_12) 2016年8月13日
たまたま土曜は予定が空いてたということで、人生で初めてコミックマーケットに行ってしまった。
特段朝から動くことなく昼過ぎから行ったけど、駅から物凄い人の山!
ビッグサイトが近づくと更に増える増える・・・でも身動き取れないような場所かと思ったらそんなことはなくてそこは安心した。
さて、そもそも自分は同人誌なんて全然知らない人間だもんで、同人誌=アニメや漫画の二次創作だと思っているところがあり、コミケもほとんどアニメゲーム関連ばかりでしょ?という認識だった。
けど、必ずしもそれだけでは無いんだと知ったのは、以前からコミケの度にtwitter上でサッカー関連の同人誌を出すという情報が流れていたからである。
それもあり機会があれば一度は行ってみたいと思っており、今回行くことになったのである。
ということで私が向かったのは、サッカーに関する同人誌を出すサークルが集う島。
一般的にコミケという場からイメージされるような選手同士の・・・みたいなのも見受けられたけど、観戦記とかも色々出ていた。
ちなみに浦和、川崎、マリノス、FC東京、北九州、千葉、町田のユニを着たサークルがあり、周ってる人もレプユニの人が結構いた。Jリーグ有明支部だったねあの一角は。
そんな私の戦利品はこちら。
J2本購入なりー。これが一番の目的であった。 pic.twitter.com/t0Bq6l41Wn
— shv12 (@shv_12) 2016年8月13日
恐らくサッカー同人誌の中でも抜群の知名度を誇るJ2本こと「J2ですが何か?」
高田桂さんの表紙で、J2全チームの前半戦ふりかえりに加え、山形の炎のカリーパンの販売元へのインタビューまで掲載。200ページに及ぶもので、最早同人誌のレベルを超えているような。
ヴェルディは勿論、他サポによる観戦記やレビューは読み応えたっぷりであった。1500円出すに相応しい内容であった。
その他の戦利品は町田サポによる町田観戦記と、野球の審判本である審判様々っ!!
サッカー島があるということは野球島もある。その中で買う人が何人もいたのがこの本。他の方のブログで紹介されてて気になっていたので、無事手に入れられて良かった。
これ。野球の審判一人一人を特徴解説込みで書き分けているんですよね。
今回のテーマは見逃しストライクの時のジェスチャー。このテーマで50人近い審判をそれぞれ描いているという正にニッチでマニアックな本。こういうネタ大好きである。
さて、サッカーだけでなくジャニーズや歌手、ラジオ、大河ドラマの同人誌など多種多様なジャンルが集っていてそういうところを見るのは楽しかった。
(個人的にTLに流れて気になっていた埼玉政財界チャリティ歌謡祭の同人誌は完売したようで残念。やっぱみんな気になるよね)
その後は企業ブースも一通り見て、それから撤収。
コスプレ撮影ブースは混んでたし、さほど興味があるわけではなかったので今回は行かなかった。しかし、コスプレする人ってこんなに多いのかって思うくらい至るところにいたのはカルチャーショックだったかな。
はじめてのコミケ感想
1.アニメやゲームに興味無くても楽しめる
同人誌はどのジャンルでも成り立つもので、コミケはあらゆるジャンルが集う場なんだというのを実感出来た。
自分みたいにJリーグが好きな人とか、野球好きとかでも楽しめると思う。
2.必ずしも朝から行く必要はない
コミケって徹夜やら早朝から並びやらってイメージだったけど、みんながみんな朝から行く必要は無いんだなってのは感じた。
企業ブースのグッズとか人気サークルが目当てなら朝から並ぶのが必要かもしれないけど、自分みたいな目的ならゆっくり行っても問題は無いと思う。
3.外国人も割といる
途中英語のアナウンスも入ったりしたけど、外国人がちらほらいるんですよね。これも一つの日本のカルチャーとして知られてきているのだろうか。
色々な観点から、コミケに触れられた1日であった。さて戦利品をじっくり読もう。
東京ヴェルディ前半戦雑感
さて、19位という順位でリターンが確定した。
今年はプレーオフ進出を目標として掲げて臨んだシーズンの筈だ。その年にこの成績というのは失敗してると言わざるを得ない。
成績低迷の要因はこの辺りだろうか。
1.怪我人続出
開幕から中後が怪我で不在、途中にドウグラスや高木大輔も負傷。アランに至っては長期離脱の重傷。他にもちょこちょこ怪我で離脱する選手が続出という悪夢の状態。
筋肉系のトラブルより試合中の負傷が多すぎて呪われてんのかってくらい怪我人が相次いだ。このせいでベストメンバーでのスタメンが組めない状態が長く続いた。
2.守備の要の移籍
三竿と佐藤をピンポイントで引き抜かれたのは痛かった。
三竿は中盤でのタイトな守備で攻撃を削いでくれ、佐藤はノイアー系飛び出しや足下の技術で最終ラインの裏を埋めてくれた。
キーパーのロングキックや中盤の守備が安定しないから攻撃まで繋がらないというシーンが何度もあったように思う。
彼らの穴は井上と鈴木の台頭でやっと埋められてきた感じがするが遅かった。
鈴木は怪我してたし、(これも怪我だよ)、井上はルーキーだからもっと早くから起用すれば・・・という結果論は述べられないけど、中堅やベテランが彼らに勝るパフォーマンス示せなかったのはどうなんだろうか。
3.昨年から続く得点力不足
ハイプレスでの地上戦サッカーは完全に対策され、手詰まりになるシーンが今年も見られた。
これはドウグラスの負傷というアクシンデントが大きくて、復帰で多少は解消されるようになったけど、今もチーム得点はブービー。
澤井の覚醒や高木大輔の得点力に期待したいところ。
4.安定しない試合運び
一発の攻撃で失点するシーンを何度見ただろうか。良い流れを持続出来ないのは何とかならないものか。
これは試合経験の問題なのだろうけど、上の得点力(一発で打開出来ない)、守備の問題(守備の自信がないからビビる)とも関連してるのかもしれない。
後半戦にむけて
後半に向けて特に個人的に必要だと思うことは
1.CBの獲得
一応、補強ポジションの優先順位は高めの模様。
アジア枠で韓国人プレーヤー辺りの獲得もありかもしれないけど、今必要なのはある程度計算出来る選手だろう。
とはいえ市場は争奪戦の様相を呈してちる。それでもなんとかして獲得出来ないものか・・・
CBが安定するだけで下らない失点は減るわけだし。
2.二川のフィット
ラストパスを出せる選手として二川は絶対に必要になる時がくるだろう。
J3で出てたから試合勘は鈍ってないだろうし、早めにフィットしてほしいところ。
最後に
生観戦にもなかなか行けなくて辛いし、色々文句言いたくなる時もあるし、嫌になる時もあるけど、それでも私は希望を捨てませんよ。
上昇気流に乗ることを信じるのみですよ。勿論プレーオフ圏内への進出もね。