shv日記

気が向いた時に綴るブログ

東京ヴェルディ2017年選手雑感1

ヴェルディの今シーズンが終わってしまった。何百試合戦ってやっとたどり着いたプレーオフ。そこで待っていたのは相手に逃げ切られての敗戦。悔しいけど福岡の方が個の力も守り通す力も上手だった。

ただ、今年は今までヴェルディであまりみなかったスカウティングと論理的なチーム戦術でプレーオフに行けたのがすごく嬉しかった。

そんな楽しかったシーズンも終わりということで、今年の選手雑感を。素人なので間違いもあるであろう適当なもの。

しかし、週末に一喜一憂する生活が終わりなのは寂しい・・・

 

監督

ロティーナ

長らくスペインリーグでビッグクラブ相手に戦ってきた百戦錬磨の指揮官がヴェルディへ。守備的な人だからつまんないサッカーだよ?なんて声もあったけど、流石本場で戦ってきた監督は守備だけしか教えられないなんてレベルじゃなかった。(勿論コーチのバランコの力もあってこそだけど)

体の向き、パスを出す足はどちらかという細かい部分から、ボールの位置に対して立ち位置を決めるいわゆるゾーンディフェンスなど、おそらくヴェルディではそんなにやってこなかったセオリーを始動から徹底的に叩き込むチーム構築がばっちりハマった。シーズン中は3バックと4バックを駆使し行き詰まる度にシステム変更で乗り切り、またバランココーチを中心とした相手のスカウティングに基づく試合毎の微修正も見事にハマった。最終的に22チーム制になった2012年以降での最多勝ち点でプレーオフ進出、反則ポイントの激減(100ポイント台から15ポイント!)、被PK年間ゼロという結果を1年目からもたらした。

今年で攻守におけるチーム戦術がしっかり整理されたので、来年は個の力の充実が必須。失点数は昨年より減ったとはいえ49失点でリーグ9番目と少ないわけではない。また湘南や福岡に全く勝てなかったり名古屋に大敗したりと、明らかに選手の駒の質が違うチームにはなかなか勝てなかった。資金は限られるけど、もっと選手が揃った中でロティーナサッカーを観たい。ただこの指導力を見せつけたのだから、成長させてほしいと有望株をレンタルでくれるチームもあるだろ(願望)

 

GK

1柴崎貴広

まさか42+1試合全試合フル出場するとは思わなかったよね。17年目でのキャリアハイ。開幕戦でやっとたどり着いた通算100試合出場が今や150試合間近。開幕からファインセーブを見せると、その後も1対1のセービングやキャッチの正確さで最後の砦となった。キックも去年より正確に蹴れてたし、ベテランになっても成長出来るというのを見せてくれた。ただ飛び出しの判断は更に磨いてほしいな。柴熊さん来年もよろしくね。

26太田岳志

今年もベンチ入りはしても1試合も出られず。来年の契約はどうなる?

34武田博行

コーチングの声もしっかりしててJ2経験も豊富だから正GK候補だ!との前評判はなんだったのか。ただずっと怪我に苦しんでたみたい。レンタルだし返却だろうか?

36内藤圭佑

天皇杯出たみたいけど観てない。出場実績あるから残るのだろうか。

※来年はユース出身でもある日体大の長谷川が内定してるので出入りはおそらくあるのだろう。あとポープはどうなる?

 

DF

2安西幸輝

もはやDFではないw今期は主にWBとWGでの起用。90分間走り抜けるドリブル突破とクロスの雨嵐で相手に脅威をもたらし、夏以降はほぼ毎試合見せ場があったように感じる。徳島戦の突破はマジで痺れた。また抜く技術の向上や、左足も少しずつ使えるようになるなど幅も広がっているように感じた。元々前年に松本山雅からオファーがあった選手なので、戦術兵器となった今年もオファーは来るだろうな・・・来季も頼む!

3井林章

今年もキャプテン。そして41試合+1試合フル出場と出停の最終節以外全試合出場のキャリアハイを達成した。相変わらずの空中戦の滅法強さとヘディングの上手さに加え、年々積極的になったロングフィードがアシストに繋がったこともしばしば。ただ序盤の右CB起用で持ち上がるプレーはどこかぎこちなく、あまりこのポジション向いてないなというのが露わになった。そりゃルーキー時代よりは遥かに上手くなってるけど、井林は最終ラインで構えてる方が良い。彼もまた毎年他からオファーが来ている選手だが、残ってください(懇願)

4畠中槙之輔

レンタル先の町田から戻ってきたら堂々としたプレーぶりに。町田さんありがとう!足下の技術は井林とかよりは上手く、持ち上がっての岐阜戦のアシストなど結果にも現れた。また今期の得点は全部町田戦という相手には嬉しくない恩返し力も抜群。ただ守備の技術については行かなくて抜かれたり、突っ込みすぎて交わされたりが散見されたりとはまだまだ向上の余地がある。しかし生え抜きのDFが使えるようになったのは大きい。

5平智広

彼にはストロングポイントがあった。それはCB陣で唯一レフティということだ。そんな訳で純足で選手が配置されていった始動時から左CBのスタメン争いは無風状態。結局そのままスタメンを掴み怪我や体調不良の時以外開幕からスタメンを守り通した。ぶっちゃけ去年はやらかしや物足りなさがありイマイチ信用出来なかったけど、今年は戦術に適応してしっかり守って時にはセットプレーからゴールを奪ってと頼もしい選手だった。

6安在和樹

今年は右でも起用されるなど左右両方で活躍。スペシャルな左足でアシストを量産した。序盤は毎試合相手の肝を冷やすミドルシュートの雨嵐で、特に町田戦のゼロ角度シュートは今期のチームで最高のゴールだった。ただ夏以降調子落とし気味だったのが残念。それでもクロスやフリーキックでアシスト連発してたのは流石だけど。守備をシーズン通して疎かにせず、右足も蹴れるようになればもっと飛躍すると思う。左足切られて押し上げられないシーンも度々あったし。どうやらセレッソがバックアップ要員でリストアップしてるという話もあるようだが、控えで試合勘失うくらいならヴェルディで活躍すべきです(懇願)

19永田充

序盤は3バック真ん中で起用され、流石と言わんばかりのフィードや守備を見せてたけど、怪我で離脱以降はほぼ出られず。最近はベンチにも入ってなかったけど怪我でもあったのだろうか?来年の契約はどうなる?

24林昇吾

2年目で遂に公式戦デビュー。途中から入っても浮かずにプレーしたりといいところも見せてたけど、相手の寄せへの対応とか抜く技術とかまだまだ課題はたくさん。来季以降も成長してほしい。

30高木純平

困った時の締めのJPさん。ドリブルの速さや落ち着きは流石のベテラン。しかし終盤は試合に出られていない。来年はいるのだろうか・・・

 

残りは次の記事で。