shv日記

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【ざっくり感想】響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ

響け!ユーフォニアムの劇場版、観に行ってきた。(ちなみに原作未読。)

昨年リズと青い鳥は映画館で観た。最初違和感しかなかったリズのキャラデザにいつのまにか慣れていたから、感覚取り戻さないとなんてことも思ったりw

 

あらすじはこちら。久美子達が2年になった北宇治高校吹奏楽部の物語となっている。

『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』公式サイト

 

以下ネタバレ感想。

 

 

 

 

その前にこれを。(これもネタバレだけど)冒頭演奏が流れた時はうわ懐かしい!ってなって心の中で歌っちゃったよねw

PUFFY 『これが私の生きる道』 - YouTube

 

 

雑感

・1年生はこぞって面倒くさい。あの個性丸出しで噛み合わないパート練習で俺たちのユーフォワールドが帰ってきたと実感した。

・久石奏。一見聞き分け良さそうだけどユーフォワールドを知ってる我々には違和感しかない。だんだん分かってくるのがとにかく人の感情を見抜き計算高い本性。美玲に囁く所は恐怖だった。ただ人の感情を見抜くのも計算高いのも偉そぶるとかじゃなくて浮きたくないって気持ちの裏返し。1年生だけにそんな器用じゃなかった。関係ないけど趣味が人間観察って言う人って、人間様々で面白いなって気持ちより、他の人を見下す気持ちの方が強いよね。そしてだいたいそれは過去の人間関係いざこざが要因という。それが浮かんだのである。

・鈴木美玲。働き方改革のイメージキャラクター← 自分の生き方を貫くのも大事だけど、ほんとは仲良くなりたいっていう気持ちに嘘はついちゃいけないよな。自分のプライドが邪魔して素直になれないのあるある。

・加部ちゃん先輩は顎関節症とは・・・明るく言ってるけど悔しくないわけはないよな。

・塚本が求くんを分かってるのは流石。女の子っぽく見られたくないとか背の低さ気にしてるとかのコンプレックスは男じゃないと感覚が分かりづらいよね。

・シリアスなシーンでも会話中に抜けた台詞が出てきたりして一本調子にならないのはこの作品のらしさ全開だなと(ファミレスとか雨のシーンとか)

・上級生の演奏の下手さにあからさまにイラつくとかそういうネガティブな感情隠さないのもらしさ。

・葉月はあんなに頑張ってたのにまたオーディション落選。それも現実だよな・・・

・演奏シーンは流石。そして北宇治の部員みんなが映ってるのも素晴らしい。リズ以外にも様々なパートで様々な物語がきっとあったんだろうな。

・でもダメ金だとは。(上映時間から少し想像も出来たけど)龍聖学園が度々出てきたのはフラグだったか。

・演奏でいえば、冒頭の久美子の演奏シーンで息継ぎまではっきり収録されてるのがすげぇと思った。そこまでやる作品ってそう浮かばない。

 

 

ここからはネガティブな感想

・やはり100分だと尺を削らざるを得ないからかなり詰め込みすぎでギュウギュウな印象を受けた。正直1年生の掘り下げの時間と描写はもっと必要なのでは?ってのは思ったところ。原作未読の自分でも思った。

・オーディション後、合宿を経て大会までの流れが急過ぎたように思う。ただしこれは希とみぞれの物語をリズと青い鳥として分割した影響だろう。急過ぎるなあと思う一方で、この詰め込み具合からしてリズを分割したのは大正解(更に一つの作品として素晴らしい内容だし)だったなとも思っているので、これはトレードオフの関係だよねえ・・・

・これはきっと原作からの構造上の問題なんだと思うけど、サンフェスもあがた祭りも合宿も去年と同じイベントだから、なんか新鮮さがない光景だな・・・ってなってしまった。

 

その他気になったこと

スマホ撮影風の映像が挟み込まれるのはリアルっぽさ重視の演出?(どこかでドキュメンタリーっぽさ重視でナレーションも入れなかったって見た)

・エンディングの歌詞表示が洋画の訳詞風なのは映画っぽくって意図?

 

最後に

・とりあえず主張したいのは、3年生編をテレビシリーズ3期で放送してほしいのだ!ということであります。開始前に誓いのフィナーレ放送してから本編って形で!