Jリーガーの好きな漫画・アニメは何だ?2017 J3編+総合ランキング
さて、前回の記事でエルゴラ選手名鑑を引用してのJリーガーの好きな漫画・アニメランキングをまとめたわけですが。
Jリーガーの好きな漫画・アニメは何だ?2017 - shv日記 https://t.co/b7m3Bob1Nk 労作!ご苦労様です(>△<)エルゴラの年鑑は買ったけど、この中の「6人」のJリーガーを自力で探し出せる気がしないので、自チームの選手に居たらこっそり教えて下さいませw
— 大武ユキ@フットボールネーション10巻 (@YUKI_OTAKE) 2017年2月21日
しょーもない記事とは言えたくさんの人に見て欲しかったのは確かだけど、まさかフットボールネーションの作者大武ユキさんがご覧になっているとは(汗)
で、思ったわけである。J3の選手は時間的都合で力尽きて収集していなかったのであるが、漫画家さんまで見ている記事なわけだ。ここまで来たら全部まとめようではないかと。
というわけでJ3の14チームを新たに追加してまとめてみたのが今回の記事である。合わせて、総合ランキングも発表したい
条件おさらい
・引用元はエルゴラッソの選手名鑑
・対象はJ1・J2・J3の全選手。複数回答の選手がいる一方、無回答やなし(移籍のタイミングでアンケート未送付と思しき選手も)という回答も割と見受けられるため、選手の総数とは一致しない。
J3で新たに加わった漫画・アニメ
正直いえば、回答する漫画の大勢は変わらないわけなのだが、新たにランクインした漫画・アニメもある。以下に一部をご紹介
海街diary
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映画化もなされたこの作品。映画で一番のシーンは、アスレタユニの広瀬すずが本当に未経験者なのかと疑いたくなるようなドリブルやシュートを見せるサッカーのシーン(違
吉田明生(YSCC)が挙げていたが、彼湘南育ちの湘南大好き人間らしく、アンケートのほとんどを湘南関連、好きな芸能人は海街四姉妹という振り切った回答であった。
この世界の片隅に
前回の記事で最後にご紹介したので重複するが、答え合わせとして。回答していたのは仙石廉(栃木)
「相撲の漫画」
池ヶ谷颯斗(鳥取)がこのように回答。なんだその漠然とした回答はwタイトルをド忘れしてとりあえずこう回答したのだろう。答えはジャンプ連載中のこれだろうか。
そのほかにはこんな作品も挙がっていた。ここから先はどの選手が回答しているか選手名鑑を読んで探してみよう!どれも1名だけ回答している。
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人間交差点
1/11 じゅういちぶんのいち
総合ランキング
さて、いよいよ完全版のランキングをトップ20でご紹介。
(といっても17位タイが5作品あるので21作品の紹介)新たに記述する作品は回答した選手も記載している。
17位 弱虫ペダル(回答数9)
17位 土竜の唄
17位 DAYS
廣末陸(F東京)、野田隆之介(湘南)など
17位 エリアの騎士
遠藤純喜(町田)、小屋松知哉(京都)など
17位 ドラえもん
大長編ドラえもん (Vol.7) のび太と鉄人兵団 (てんとう虫コミックス)
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16位 宇宙兄弟(回答数11)
15位 進撃の巨人(回答数15)
13位 あひるの空(回答数16)
13位 GIANT KILLING(回答数16)
11位 ファンタジスタ(回答数18)
野津田岳人(清水)、クソンユン(札幌)など
11位 HUNTER×HUNTER(回答数18)
10位 はじめの一歩(回答数19)
9位 バガボンド(回答数21)
8位 キャプテン翼(回答数26)
7位 MAJOR(回答数27)
6位 名探偵コナン(回答数32)
名探偵コナン (Volume1) (少年サンデーコミックス)
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5位 NARUTO(回答数41)
4位 ドラゴンボール(回答数54)
3位 スラムダンク(回答数143)
2位 キングダム(回答数190)
1位 ワンピース(回答数291)
8位より上は不動で、それより下は前回記事から変動がある結果となった。もともと僅差の回答数の差だったので、それほど大幅な増加率というわけではないが、バガボンドはJ3だけで9人の回答で順位が一気に上がる結果に。
サッカー漫画
こちらも改めて集計。ランクイン作品以外で挙がっていたのは、シュート(6人)、フットボールネーション(6人)、ホイッスル(5人)、アオアシ(4人)、BE BLUES(2人)、イレブン(2人)、ビバカルチョ(2人)、俺たちのフィールド(2人)
雑感
・やはりワンピース・キングダム・スラムダンクが圧倒的に集中している。この辺は世代云々は関係なくて、スタンダードなんだろうなと感じることが出来る。
・90年代生まれのメジャーという回答と外国人選手のドラゴンボールという回答は逆に小中学生の頃に見ていたものからの影響を感じる。
・上位に回答が集中しているとはいえ、150作品以上も回答があり、様々な選手の好みが垣間見れて面白い。
以上完全版の記事でありました。前回記事と合わせて読んでいただけると幸いです。
Jリーガーの好きな漫画・アニメは何だ?2017
ついに今週末にJリーグも開幕。例によって選手名鑑を読みながら開幕を心待ちににしている。今年のヴェルディはどうなるかなー。
ところで選手名鑑には好きな芸能人や漫画・アニメ、マイブームを回答する欄があり、毎年地味に楽しみにしている。
そんな中投稿されたこのブログに触発されて私も書いてみた。
Jリーガーの好きなアニメ・漫画は何か?
最近は我らがヴェルディの井林をはじめとしたアニメフリークも出て来ているこの頃。ではJリーガー全般では何が好まれているのだろう?Jリーガーが好きなサッカー漫画ってなんだろう?気になって仕方がない!
というわけで下記のエルゴラッソのJリーグ選手名鑑より、J1・J2の計40チームの選手を対象に集計。
(J3は力尽きました・・・)
・無回答やなしという回答も割と見受けられる(だから思ったより集計作業は早く済んだ)
・複数回答している選手もいる(最多回答選手は後述!)
・2月に加入した清武など移籍のタイミングでアンケートを送れていないであろう選手もいる
以上の理由から選手の総数とは一致しない。
その条件をもとにまずはランキングから
10位 GIANT KILLING(回答数13)
現代随一の人気サッカー漫画と言えばこれ。やっと最近連載も再開した!Jリーグや天皇杯とのコラボが行われるなど現実のサッカー界からも支持が厚く、中山雄太(柏)、中村憲剛(川崎)、神谷優太(湘南)などが回答していた。
9位 HUNTER×HUNTER(回答数15)
HUNTER X HUNTER 1 (ジャンプ・コミックス)
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98年に連載始まりながらまだ33巻・・・wJリーガーも首を長くしながら続編を待っているのだろうか。竹内涼(清水)、小川佳純(鳥栖)、永田充(東京V)、古林将太(名古屋)などが投票していた。なおJリーグには、マリノスのケイマンやヴェルディのダイレクターなど、仕事する冨樫が色々いますよ!
8位 キャプテン翼(回答数21)
まあ入りますよね。そして今も連載しているのよね。ちなみに私はROAD TO 2002までしか追っていないからこれ調べるまで副題も知らなかった(笑)
中村俊輔(磐田)、二川孝広(東京V)など黄金世代前後の選手はですよね~という回答。パウリーニョ(松本)、エブソン(讃岐)など外国人選手も回答していた。ちなみにキャプ翼がサッカー漫画最上位なのである。
7位 MAJOR(回答数22)
そして次のランクインがこれ。サッカー選手なのに野球漫画がどのサッカー漫画よりも多いw
野球漫画ではダイヤのA(5人)やあだち充作品(4人)への投票もあったが、回答は圧倒的にこの作品へ集中している。蜂須賀孝治(仙台)、平岡翼(F東京)、井手口陽介(G大阪)などが回答しており、回答者に多かったのは90年代中盤生まれの世代。
小中学生の頃にNHK教育でアニメを見ていた世代が回答しているのかなと推察できる。中学から海堂編は俺も夢中になったのでよく分かるよ。
6位 名探偵コナン(回答数26)
今や91巻まで到達。黒の組織のボスは誰なんでしょうねえ。中島翔哉(F東京)、金子翔太(清水)、橋内優也(松本)などが回答している。
また、11人目のストライカーで超絶演技を披露した遠藤保仁(G大阪)も回答している!
5位 NARUTO(回答数32)
堂々全72巻で2014年に完結した2000年代ジャンプの看板作品の一つ。平山相太(仙台)、ブエノ(鹿島)、田口泰士(名古屋)などが回答している。
4位 ドラゴンボール(回答数39)
連載終了20年でもランクイン。日本人の回答もそれなりだが、マセード(札幌)、エドゥアルド(川崎)、アランダ(千葉)など回答者の3分の1を占めるほど外国人選手からの回答が多かった。ドラゴンボールZと回答している選手も多く、アニメを見ていたんだなと推察できる。
3位 スラムダンク(回答数114)
SLAM DUNK(スラムダンク) 完全版 全24巻・全巻セット (ジャンプコミックスデラックス)
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ここから票数が一気に伸びる。というか上3作で回答全体の3分の1を占める。もう連載終了から20年経つにもかかわらず堂々の三ケタ回答でのランクイン。
家長昭博(川崎)・青山敏弘(広島)などが回答。J1は横浜M、J2は千葉以外全チームに回答している選手がいる。他にもNumberで内田篤人が熱心に語っているインタビューがあったりとサッカー選手でもスラダン好きな選手は枚挙に暇がない。更に世代の偏りも意外と少なく、瀬川祐輔(大宮)、堂安律(G大阪)、安西幸輝(東京V)など連載当時に生まれてなかったり物心つくかつかないかの時期の選手でも結構回答していた。
2位 キングダム(回答数156)
現代随一の人気漫画。秦の始皇帝を目指す政と大将軍を目指す信の活躍を描く大河物語。
アメトーークで取り上げられたりと著名人にもファンが多く、Jリーガーでも柏木陽介(浦和)・森重真人(FC東京)ら多数の選手が回答していた。
1位 ワンピース(回答数215)
ですよね~という結果。回答数200越えという他に差をつけての堂々1位。
稲本潤一(札幌)・遠藤航(浦和)などが回答。なんとJ1J2全チームに回答してる選手がいる。漫画もアニメも長らくやってるし、とりあえずワンピースかな?と挙げている選手も多いのかもしれないし、子供と一緒に見てという選手も多いかもしれない。
サッカー漫画は?
サッカー選手なんだからサッカー漫画を回答している選手は?ということでサッカー漫画について。
キャプテン翼、GIANT KILLING以外にはファンタジスタ(12人)が多い回答であった。
DAYS(7人)、フットボールネーション(6人)、エリアの騎士(5人)、ホイッスル(4人)あたりも複数名回答。フットボールネーションはこんなに多いのかと思った。他に回答があったのはBE BLUES、アオアシ、イレブン、俺たちのフィールド、シュート、ビバカルチョなど。
深夜アニメ系挙げてる選手
大宮のイケメン、江坂任があの花と回答している。ワイルドなひげ面で知られた川岸祐輔(群馬)は四畳半神話体系。
なお、アニメ好きと言えば名が上がる井林章(東京V)はマガジンに連載中のリアルアカウントと回答。今回は深夜アニメではないが、アニメ好きで知られるだけあり、エルゴラポケット名鑑の方では(アンケート回答欄ないにも関わらず)昨年のお気に入りはRe:ゼロから始まる異世界生活というコメントが書かれている。
他にはリヨンジ(讃岐)がデュラララと回答。彼は好きな女性タレントに花澤香菜と回答したりとガチ系。ちなみに彼はアジアカップなどで北朝鮮代表に度々招集経験のあるプレイヤー。北朝鮮代表のアニオタとか字面だけで面白いんですが。
進撃の巨人
青木拓矢(浦和)、島村毅(湘南)など6名が回答していた。上位に比べて少ないが、Jリーガー全体ではそんなにメジャーではないのかな。
君の名は。
5名回答していた。金澤慎(大宮)、船山貴之(千葉)らが回答。
投票数多い選手
中村憲剛が7作品も回答。しかもそれでも書ききれないと書いてあるwちなみに昨年川崎とコラボしていた宇宙兄弟もしっかり入れていた。
他には青木剛(鳥栖)も4作品回答していた。個人的にはBLUE GIANTを挙げていたのがポイント高い。これ面白いから読んで!
シャービス・ピカパウって何?
エウシーニョ(川崎)、ウイルソン(甲府)、アデミウソン(G大阪)など外国人選手が8人も回答していたシャービス(シャベス)
これはメキシコのコメディ番組らしく、メキシコでのタイトルはエル・チャボ。ブラジルではchaves(シャービス)というタイトルで放映されているようで。
”チェスピリート”ロベルト・ボラーニョ死去:ラテン・アメリカ史上最大のコメディアン | THE MAINSTREAM
他にはピカパウという回答もいくつかあってこれも何だ?と思ったが、ウッディウッドペッカーのことらしい。
探してみよう!1人だけ回答
・「ゴールデンカムイ」と回答している選手が1名いる
・(集計外にしているが)「この世界の片隅に」と回答している選手がJ3に1名いる。
・「漫画太郎先生の作品」と回答している選手が1名いる。
何でもかんでも書いたら営業妨害なので(笑)この辺は買って探してみるのはいかがでしょうか。
終わりに
トップ3は予想通りでしたが、集計してみると面白い内容でした。正直メジャーは意外だった。
さて、お遊びを出来るのは今週まで。週末から喜怒哀楽の日々が始まる。
J2第42節 東京ヴェルディ-FC岐阜
J2も最終戦を迎え、相手は残留争いに巻き込まれている岐阜。
前日冨樫監督の退任が発表され、2年3ヶ月に及ぶ冨樫体制最後のゲームとなった。
最終戦ということもあり、岐阜まで見に行くことに。
といってもベレーザの試合を行ったから岐阜は今年2回目なんだけどね。
試合前
試合前は岐阜の誇るスタジアムグルメを堪能。まずは飛騨牛の串焼き。一昨年行った時もベレーザの試合の時も食べたけど、これは絶対外せない
次に飛騨牛コロッケ。こちらも良し
最後に鶏ちゃん唐揚げ。なかなかのボリューム
試合前のトークショーでは岐阜の応援マネージャーのこの方も
会場でトークしていた元乃木坂のねねころこと伊藤寧々さん。流石の可愛さっす。 pic.twitter.com/7A8M7LpaeX
— shv12 (@shv_12) 2016年11月20日
試合
残留がかかった試合ということもあり12000人を超える観客が入ったこの試合。前半から点の取り合いとなった。
まずはセットプレーから平が先制点。最初誰が決めたか分からなかったのは内緒。
しかし、すぐにセットプレーから追いつかれる。
しかしこちらも今度は大輔のゴールで再び勝ち越し。
ところがまたもすぐにシュートをレオミネイロに打たれ、こぼれ球を風間に決められ同点。いきなり馬鹿試合の様相。
そして後半、開始すぐにサイド突破を許して折り返されるとヴェルディキラー難波に決められ失点。
更にまたも難波に決められ4失点。
3バックのサイドを突いたドリブル突破を全然止められていなかった。付け焼き刃の3バックはやはり厳しかった。
その後平本や二川を投入するも決定的なシュートも打てず、タイムアップ。
4失点敗戦という苦い結果で冨樫ヴェルディは終焉を迎えた・・・
今年成績上向かなかった要因はこれだよねと思う結果であった。点はハマれば取れる。けれど失点が多すぎる、という成績が悪いチームにありがちな状況。
中盤で止められないのと、サイドからのクロスを易々と許すシーンがシーズン通して目立っていた印象。
結局即戦力のプレイヤーを補強出来なかった編成面のまずさに起因する結果だったんだよねこれは。
最後、常澤とポープが挨拶に来てくれた。
これで今シーズンも終わった。
冨樫監督も退任し、永井、船山も引退とチームがまた変わる段階に来たようだ。
次の監督は守備戦術を仕込める、手詰まりになった時の打開策を考えられる方が良いなと。
【雑文】この世界の片隅に 感想
「この世界の片隅に」を観てきた。
クラウドファンディングによる資金調達も得て作り上げた、こうの史代さんの漫画を原作としたアニメーション。監督は片淵須直氏。初めて見る監督作品となった。
場所は音に拘りを持つことで名を知られており、今作も極音上映する立川のシネマシティで。
http://cinemacity.co.jp/wp/ccnews/konosekai/
豊作だった感のある昨今の長編アニメ映画にまた一つ傑作の作品が加わった。
内容と雑感
ざっくりどんな作品かと言えば、呉の北條家に嫁いだすずさんの日常を描いた日常系アニメである。
とにかく戦時下であってもすずさんの日常を中心に描くという意思を徹底していると個人的には感じた。
物語は、絵を描くのが好きでぼーっとしがちな広島に住んでいるすずの子供時代から始まる。
やがて嫁に行くことになり、行った先は軍港都市の呉。
そこでの旦那の周作さんやその両親、家に戻ってきた義姉やその娘の晴美との日常が始まる。笑えるシーンもあり、ひたすらすずさんの生活が描かれていく。
やがて戦局は悪化し、呉にも空襲が来るように。
この頃から主人公や周りにも影響が及び、不発弾の爆発で晴美ちゃんは死んでしまい、すずは右腕を失ってしまう・・・雰囲気も変わり、すずの苦しみが描かれるように。
最後は終戦、戦後の街へと時は流れ、周作さんと戦災孤児を引き取って家に戻り、日常は続いていく。
とにかく、みんなの起きる出来事に対する反応がリアルに描かれていたなという印象を受けた。
例えば
・軍艦を描いてたら憲兵に取り締まられ、シュンとしているすずと、ぼーっとしてるすずが取り締まり受けるなんてと爆笑する家族
(庶民が憲兵に怒るとかそんなご都合主義な展開ではないのだ)
・空襲警報に対して、また来たよって反応(何度も来てればそういう反応になりがちですよね)
・夜でも警報の度に避難するため寝不足であくびする姿(恐怖感もそうだけど、寝不足が一番堪えそう)
・玉音放送の後、終わった終わったって反応、また一方では晴美の名前を叫んで号泣した義姉やすずの叫び。
色々な場面に対する反応が、人間そうなるよねってなるようなことばかり。戦時下の人たちはこんな感じで過ごしていたんだなって思うようなまるで過去をそのまま切り取って来たかのような自然な日常生活がそこにはあった。
また、様々な音にもこだわっていたように思う。裁縫の音、料理の音、鉛筆で描く音。日常生活における音がちゃんと表現されていた。
そしてこの時代の大きな出来事である戦争は真ん中に据えない。あくまで日常生活に迫っている外からの出来事という形の描かれ方だった。極めつけは、原爆投下の瞬間。光と振動で分かるだけという呉にある家からの視点だった。
(6日はお祭りってセリフからフラグ発動させたと思ったら、そうではなかった。)
ただし呉への爆撃はかなりしっかりと描かれている。砲弾の音、焼夷弾や照明弾の投下などは凄まじく、見ているこちらは気持ちが沈むこととなった。
所々でタッチの全然違う絵の数々も印象に残った。腕を失った後の歪んだ絵の数々は心境がよく伝わってきた。
感想
派手な設定では無く、暗い展開もあるけれど、笑えたり、おおっとなったり、ほんわかしたり、色んな感情が溢れるいい映画だった。
すずさんはありゃー顔が印象的。腕を失った後しばらく無くなったけど、また時が経つと復活しててなんか安心した。
なお、のんちゃん?能年ちゃん?の声はそこまで違和感無く、すっと入ってこれた。
後は、行ったシネマシティがこの映画を極音でやった理由がよく分かった。これは音に拘るべき映画である。
年の最後にまた良いアニメ映画を見ることが出来て良かった。 すずさんに幸あれ。
【雑文】君の名は。感想
先日、やっと観に行くことが出来た君の名は。
映画館はかなりの混雑ぶりで、本当に人気が沸騰しているというのを実感した。
自分が新海誠作品で初めて観たのは秒速5センチメートル。なんだこの絵は!とリアルな絵に驚嘆した時のことは未だに記憶している。
ただし新海作品はストーリーがあんまり・・・という印象で(秒速〜は良かったとは思っている)、さあどうなるかという気持ちで観ることに。
前半は割と唐突に入れ替わってるシーンが。三葉と瀧が入れ替わってあれやこれやのコミカルな展開。
物語の雰囲気が一気に変わるのが、瀧が糸守町を訪ねる場面。
あの彗星の落下で皆死に、何も無くなった町の風景で、一気にシリアスな展開に替わった。道理で携帯が通じない訳だ。
そこから先は、口噛み酒を飲んでもう一度入れ替わって、彗星から町を守るため変電所爆破とかの無茶やりながら奮闘するハラハラドキドキな展開。
行動の結末は多くは語られず、最後はそれから数年後のパート。記憶も殆ど無くなった瀧の大学〜社会人のシーンが描かれ、最後に・・・という流れ。
まず、2人の出会いやすれ違いというのは、新海監督が今までずっとやって来た鉄板の展開。終盤は秒速5センチメートルを思い起こす展開と、新海監督らしさを感じる場面が多数あった。
でも今回は、脚本会議をやったりと新海監督独力では無い製作体制もあってか、大衆に向けた作風に見事に仕上げられていたように感じた。
本来の作風から大衆に媚びたって言われるかもしれないけど、自分はブラッシュアップと捉えている。
何せ新海作品はストーリーが・・・と自分はずっと思っていたから、新海監督の作風を漂わせつつも上手くみんなで観れる作品になっていたのが何より素晴らしい。
これで新海監督は細田守とかと同じく、日本のアニメ界のトップランナーになるんじゃないか(メディア的な言い方だと、ポスト宮崎駿だろうか)とも感じた。
そういえば、後で考察を観て気付いたけど、瀧の学校の古典の先生、言の葉の庭の先生だったのね。
J2第33節 東京ヴェルディ-ジェフ千葉
1ヶ月以上ぶりの味スタでのホーム戦。個人的には山雅戦以来の味スタ。迎え撃つはジェフ千葉。
お互いズッ友だよ!とばかりに通算対戦回数が積み重なっていく関係でございます。
スタグル
イベントも色々やってたのでブログも長くなりがち。まずはスタグルから。
今日はジェフの名物スタグル喜作も出店。当然頂きます。去年の駒沢開催以来の喜作のソーセージを堪能。
タッパー持参しなかったのは汚れたまま持ち帰るのが面倒くさかったから←
もう一つは稲城のお店が販売してるというシャーベット(巨峰味)。日が射してきて暑かったもんで飛び付いてしまった。限定30個とか言ってたけどもっと揃えても良かったかもね。
あとは木村屋総本店のパンも。ここで買ってしばらく朝食にするというヴェルディサポあるある。
イベント
漫画を読むヴェルディ君。さてその漫画とは?
これはヴェルディサポお馴染みの高田桂先生が現在連載中の漫画「サポルト!木更津女子サポ観戦記」。女子高生が地元チームにのめり込んでいく様を描くサポーターが主人公の漫画。
単行本の帯コメントはJリーグの村井チェアマン、宣伝CMはアビスパにお熱のリアル女子サポ田村ゆかりによるナレーションと宣伝もサッカー成分満載。
これ読んでから試合観ると熱が上昇すること間違いなし。
ヴェルディサポの高田先生作品ということもあり、今回はコラボグッズ発売や高田先生のサイン会のイベントも行われた。
買った単行本にサインも頂きました。
そして忘れてはならないのは久しぶりに参上したあんぽむ先生。
お久しぶりですなんて話をしたけれど、本当にお久しぶりでございました。
試合
試合の序盤はヴェルディペース。相手のパスを奪っての攻撃発動が目立った。そんな中得たCK、J100試合出場を達成した高木善朗が蹴ったボールをアランがボレーで合わせて先制!
これは一瞬何が起きたか見えづらく、リプレイ映像でボレー炸裂を知った。これは技有りなゴールである。
だがその後ジェフも攻勢を強めて段々一進一退の試合に。
一番冷やっとしたのは鈴木が相手と接触して、おそらく頭に当たってうずくまるシーン。起き上がってくれて一安心したけど、結局後半開始時に柴崎と交代。頭は脳震盪の可能性もあるから大事を取らないといけないしね。
そして後半も一進一退。ジェフも交代で攻勢を強めて行くのでヒヤヒヤするシーンも目立つように。比嘉さんに替えて阿部とか、エウトンに替えてオナイウとかジェフは選手層が厚い。
こちらも杉本や田村の投入で逃げ切ろうとするも、後半42分に失点。
敵陣スローイングから繫がれ、町田から右サイドのオナイウへパス、ドリブル突破から折り返されて詰めていた吉田が得点。
オープンな展開となっていただけに完全にやられた。
その後は勢いを増すジェフがシュートの嵐を浴びせるという心臓が悪い展開。
幸いどれも外れたり防いだりして、6分というATも過ぎてそのまま試合終了。ドローで勝ち点を分け合う結果となった。
これでヴェルディのホームでのジェフ戦は3年連続ドロー。
後半外国人任せではなくのらりくらりとかわせれば良かったのにとか、勝ち点2失う形になったので勿体無いと思う反面、ジェフもかなり攻勢を強めて一進一退の攻防になってたから妥当な結果なのかなという気はした。
最後はあんぽむ先生と選手達とハイタッチして味スタを後に。
色々イベントがあったり、試合内容も悪い訳では無かったからまあ来て良かったかな。
で、次は町田との東京クラシック。前回みたいな惨事は見たくないぜよ。
なでしこリーグ第13節 伊賀くノ一-日テレベレーザ
3連休だし、昨日勝って気分もいいしということで2日連続のサッカー観戦。
滅多にベレーザの試合を見ない自分が珍しく行った試合である。
今回は伊賀フットボールくノ一との対戦。ただし場所は岐阜の長良川メドウ。ヴェルディが最終戦を迎える長良川競技場からは道路を挟んで北にあるという立地。
今回はFC岐阜が協力してるのか、トラックが止まってたり、岐阜のスタグルに出店してる店が出てたりしていた。
出店していたのはビーフカレーと飛騨牛の串焼き。どちらも堪能。飛騨牛の串焼きは以前にも食べたけど、やはり美味しかった。
尚、なでしこリーグは撮禁だったような気がしたので、写真は全然撮っていない。(試合中も注意されてた方がいたのでやはり駄目だった模様)
試合はどちらも守備が硬い展開。ベレーザはもっと攻められるという勝手なイメージで来たけど、なかなか相手も粘り強くてシュートも多くは打てなかった。逆にチャンスもいくつか作られたりも。
それでも後半、有吉のクロスを前線に詰めていた阪口が合わせて先制。結局この1点を守り切ってベレーザが勝った。
伊賀はなかなか手堅いチームだった。攻撃もしっかり繋いだり走ったりで形を作っていたのでヒヤッとすることが何度もあった。野田朱美という元ベレーザ監督がいたのも手堅かった要因だろうか。
なでしこリーグ観戦で感じたこと
普段なでしこリーグには全然行かない身なので、Jリーグではなかなか味わえない雰囲気が新鮮だった。
会場は時折子供の頑張れくノ一!って声援が聞こえたり、伊賀のマスコットが突然ベレーザ側まで来たりというゆったりした牧歌的な感じ。
応援もひたすら選手を後押しするもので、審判や相手に毒突くことも無い。最後には相手へのエールもある。
なのでサッカー観戦は敷居が高いという人にはまずおすすめ出来る場では無いかと思う。